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4/16(土)昼夜稽古 森下スタジオにて

サキヒナタです。

森下スタジオ、新築のにおいがしてきれいで
とても気持ちの良い場所でした。

今回の趣向では、稽古のエクササイズとして
バレエをやっています。
リコちゃん(オノマリコ)とくぅちゃん(清水久美子)が
経験者で、先生をやってくれます。
バレエ、すごいです。身体の骨の位置が
ぎぎぎぎって変わっていく感じがします。
骨盤が以前より開くようになって、
胸から腕の筋力が必要だとわかって、
身体の軸を保つ胴から腰の筋力も必要だとわかりました。
それは、もう、筋肉痛ばっしばしです。
でも、気持ちいい筋肉痛です。

そのあとは、コンタクトインプロをしました。
身体を使って、
自分と相手の重心を感じたり揺れを感じたり。
自分の体重をすっかり預けること、
動きの流れに逆らわずに流され続けること、
つねに呼吸をとめないこと。

以前は身体を使うエクササイズがすごく苦手だったのに、
今は楽しいです。自分の身体がどんな風に感じているのか
知りたいんだと思います。

13時半~17時は、バレエとコンタクトインプロをしていたので、
くったくたになりました。
健康ランドに行ったみたいに身体がすっきりくったりしました。

休憩して、18時から稽古再開。

空間全体を歩いて、
稽古場全体の空気やその部屋にあるものや
においや音や感触を確かめて、
好きな場所や嫌いな場所を感じて、
自分の身体の確認をしました。

そのあと、ダイアログというエクササイズ。
二人組みになって会話をします。
このときは肯定のダイアログ。
言葉は相手の言ったことを肯定する、
あとは何をしても良いというルール。
もちろん、ケガはしない・させないという大前提です。

人と向き合うと、身体には必ず変化が起きます。
好き・嫌・嬉しい・悲しい・楽しい・心地悪い・いらいら・おかしい、などなど。
自分に起きている変化に気づくこと、
それをそのまま声に出して表現すること。

肯定のダイアログなので、
「いいよ」と言いながら、感情は「いやだ」になっていたります。
その「いやだ」という気持ちを、
相手に伝わるように声に乗せて「いいよ」と言うのです。

普段の社会生活では、そういうとき、「いやだ」という
感情になっていることが相手に伝わらないように隠して
「いいよ」と言うことがよくあります。
だから、このエクササイズをしているときも、
ついそうなってしまうことがあります。
「いやだ」なんてことが相手に伝わってしまって
本当に良いのだろうか、と思ったりします。

でも、これはそういうエクササイズです。
身体に起きている感情のエネルギーを
そのまま身体の外に出すことが求められています。
相手がどう感じるか、は二の次で、自分が何を感じているか、です。
それが、正直に声になって出ているか、です。

舞台にいる俳優を見たとき、あの人本当は「いやだ」って感じてるんだ、
ってはっきり見えれば見えるほど、面白いからです。

台詞を声にするときも、ダイアログと同じ。
ただルールが「肯定」から「決められている台詞」に
変わるだけなんだと思います。

そういうことをはっきり感じた日でした。

俳優が使う道具のひとつは、感情です。
苦しい感情とか悲しい感情とか、道具によってエネルギーの質が違います。
扱いにくい感情もあります。
エネルギーが強くて扱いにくい感情が生まれているときは、
本当に苦しいです。
身体が硬いけど180度開脚しようとしているみたいな感じです。

今日の本読みでは、たくさんの強いエネルギーの感情が生まれていて、
それがそのまま外に出ていたりうまく出なくて苦しかったり、
そういう瞬間はとにかく魅力的で惹きつけられます。
素敵だなあいいなあ素敵だなあいいなあと思って、本読みをしていました。

幸せな現場です。
私はとにかく幸せです。

それを、作品を通して溢れさせたいです。
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