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【キャスト紹介】小林佐規子と百花亜希

小林佐規子
佐規子

(1904(明治37年)年5月13日 - 1993年(平成5年))
女。本名は長谷川泰子。一時期、中原・小林と三角関係だった。
女優を目指し上京。震災にあって京都へ逃げる。京都の劇団にいたところ、中原中也と出会う。劇団がつぶれ、住む場所がなくなって同棲をはじめる。
ともに上京するが、中原の神経の細さや、家のことばかりさせられ女優として活動できないのに嫌気がさし、小林秀雄のもとへ行く。
だが小林との同棲生活のなかで潔癖症を発症。何にも触れず、自力で靴も履けない日々が続く。
この頃、小林の母の勧めで名前を小林佐規子と改める。やがて小林に去られる。
その後、病気がよくなり、中原やその仲間に仕事を紹介され、文芸家たちのまわりに出没するようになる。
独身で子どもを一人産む。
陸礼子の名で女優として活動する。
実業家と結婚し、中垣泰子と名を変える。
中原の告別式で狂ったように泣く。

一般的には長谷川泰子の名前で知られている女性。
中原、小林との三角関係が有名です。
文献じゃあ「長谷川泰子」の名前しか出てこないけど、
実際同時代の人たちからは「サキ」や「咲子」と呼ばれていたらしいです。
そう呼ばれていたのに、歴史に残るのはちがう名前。
それって不思議ですよね。オノマリコの琴線にふれました。
しかも彼女はそのほかにも芸名とか、結婚後の姓を持っている。
名前がいくつもある。
なんだか、人生じたばたした感じがありますよね。
おばあさんになってからは中原と小林の話ばかりしていたようです。
いろいろな人やものに振り回された、そういう女性だったんじゃないかと思います。

参考文献は
長谷川泰子本人の自叙伝「ゆきてかえらぬ」と、
白洲正子の「いまなぜ青山二郎なのか」
あと高見沢潤子(小林秀雄の妹)の「兄小林秀雄との対話」。
白洲正子の本では、佐規子が青山にお金を借りに来ることが書かれています。いろいろと手厳しいです。


百花亜希
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(楽屋より)

俳優。DULL-COLORED POP所属。
写真は苦手。

長谷川泰子は、中也研究には欠かせない女性です。
小林含めた三角関係とか、伝説みたいなものです。
伝説の女。
でもこの人、「新しいおんな」っていうより弱い人な気がする。
かわいらしい人だった気がする。
ちょっと馬鹿だった気がする。
色気もあったんだろうな。
いろんな男の人から、心配されたんだろうな。

そうやって長谷川泰子を「長谷川泰子」から解放してくれる人。
で、思いついたのが百花亜希さんでした。
チャーミング。かよわいとこ、脆いものも見せてくれる。色気もある。
動物っぽいところも魅力的。
あと演出助手で何度か御一緒して、信頼できる俳優さんだと知っていました。
あ、でも稽古場でこんなに小学生みたいだっていうのは今回初めて知りました。

写真 12-09-04 23 44 08

「中也論」での佐規子は、一人、本筋とは別の時間を生きる人間として描かれます。
百花さんは、たおやかに、でもしぶとく、微笑みながら、その時間をいてくれます。
男の人なら一度はひっかかってみたいんじゃないでしょうか。
「小林佐規子」はだいたい上手のはなれ小島にいます。ご注目下さいませ。
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