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【キャスト紹介】中原孝子と大川翔子

中原孝子
孝子
(なかはら たかこ、1913年(大正2年) - ???)
旧姓では上野孝子。
中也の妻。中也より2センチ背が高い。
活動する場所もない日々が続き、神経衰弱に陥っていた中也に、ふってわいた見合いの相手。
中也の母のすすめであったが、中也はこれを素直に受け入れる。
結婚後、中也の精神は安定する。結婚後は四谷のアパートで中也と暮らす。

結婚当初は、強気ですぐ人を怒鳴る中也に縮みあがっていたが、
やがて怒鳴られてもケラケラと笑いながら応じるようになる。
青山二郎いわく、「下駄屋も詩人も区別しない」女性。
貧しさと、中也の神経の細さを抱えながらも、あかるくあった。
結婚後、目のみえなくなる病気を患い、中也に手をひかれて病院に通っていた。
やがて病気は回復し、長男文也を出産。
しかし、身体の弱かった文也は2歳で亡くなる。
その2年後、中也が病死。
その翌年、次男愛雅を亡くす。
その後は山口県の中原家で日々を過ごし、40歳手前で中原家の娘として嫁に行く。
文学少女だったようだが、彼女の作品は残されていない。

中也と関わった女性といえば長谷川泰子ですが、
奥さんの孝子さんの人生もなかなか壮絶です。
夫と息子二人を先に亡くすって、ひどい。
しかもそのとき孝子さんまだ30歳前!
ひどい話だ。

孝子は、中也が死んでからは何の取材も受けなかったようです。
もう本当に文学者なんてこりごりだったとか。
孝子資料は
中原フク著「私の上に降る雪は―わが子中原中也を語る」講談社文芸文庫
青山二郎「眼の哲学・利休伝ノート」講談社文芸文庫


大川翔子
shot_1343390606721.jpg
俳優。劇団競泳水着所属。

「中也論」の登場人物はだいたいみんな芸術家です。
芸術が好きで、芸術を一生の仕事だと感じて、芸術芸術言っている人たちです。
そのなかで孝子は一人、「生活」を大事に生きています。
そういうキャラクターです。
なので、「生活」を担ってくれる人、
それもよどんだ「生活」じゃなく、子どもが死んだかなしみはあるけど、
それでも明るく生きて生活している、そんな「生活」。
あと孝子はまだ20代前半だから、少女らしさのある人。
キャストはそんな風にしぼっていって、思いついたのが大川さんでした。

大川さんの孝子は生活感と清涼感をあわせもつ、そんな奥さんです。
でも自分の足でしっかり立っている。
そういうところが、会話はなくとも、佐規子との対立になるんじゃないでしょうか。
2012-08-12 18.49.28
(稽古場より)

あと、余談。
2008年かな、横浜で、百花亜希さんと大川翔子さんの二人芝居をみたことがあるんです。
話も二人も楽しくてかわいくて、「東京でちゃんとお芝居している人はこうなんだな!」と
当時「戯曲をはじめて発表します」だったオノマは深く深くうなずきながら見てました。
それから4年くらいたって、お二人が出てくれるようになったのがうれしいです。

大川さんと百花さんとのオープニングアクトは、たぶんにそれを意識しています。
キャストだけですけどねっ。
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